金曜日退院・土日・祝日退院でも訪問看護は入れる?
- 宮本 真一郎
- 6月23日
- 読了時間: 9分
更新日:2 日前

退院直後の不安を減らすために、訪問看護ができること
病院から退院する日が、金曜日や土曜日・日曜日・祝日になることがあります。
「週末に退院して大丈夫だろうか」「土日に体調が悪くなったら、どこに相談すればいいのか」「退院したばかりで医療処置があるけれど、家族だけで対応できるのか」「訪問看護は平日しか来てもらえないのではないか」
このような不安を感じるご本人・ご家族は少なくありません。
特に、退院直後は病院での生活から自宅での生活に大きく環境が変わる時期です。病院では看護師や医師が近くにいる状態でしたが、自宅ではご本人とご家族が中心となって生活を支えていくことになります。
そのため、退院日が金曜日や土日祝になる場合は、退院後すぐの訪問看護の調整が大切です。
ROKU訪問看護ステーションでは、大阪市浪速区・大国町周辺を中心に、退院直後の在宅療養についてもご相談いただけます。医療処置が必要な方、癌末期・終末期の方、難病の方、体調変化が不安な方など、金曜日退院・土日・祝日退院の場合でも、まずはご相談ください。
金曜日退院・土日退院で不安が大きくなりやすい理由
退院日は、ご本人にとってもご家族にとっても大きな区切りです。
病院から自宅に戻れることはうれしい一方で、実際に自宅で過ごし始めると、さまざまな不安が出てくることがあります。
たとえば、次のような場面です。
・薬の飲み方が合っているか不安・点滴や酸素、胃ろう、尿道カテーテルなどの管理がある・褥瘡処置が必要・食事や水分が十分に取れない・夜間に息苦しさや痛みが出ないか心配・転倒しないか不安・家族だけで介護できるか分からない・救急車を呼ぶべき状態か判断できない・退院後すぐに主治医へ相談できるか不安
平日であれば、病院やケアマネジャー、関係機関と連絡が取りやすいこともあります。しかし、金曜日の夕方や土日祝日に退院すると、相談先が限られているように感じ、不安が強くなることがあります。
だからこそ、退院前から訪問看護とつながっておくことが大切です。
退院当日や翌日に訪問看護が入ることで確認できること
退院直後の訪問看護では、単に体温や血圧を測るだけではありません。
ご本人の状態やご家族の不安、自宅での生活環境を確認しながら、安心して在宅療養を始められるよう支援します。
退院当日や翌日の訪問では、主に次のようなことを確認します。
1. 退院後の体調変化
退院直後は、移動や環境の変化だけでも疲れが出ることがあります。
訪問看護では、体温、血圧、脈拍、酸素飽和度、呼吸状態、意識状態、食事・水分摂取量、排泄状況、痛み、眠れているかなどを確認します。
病院では落ち着いていた状態でも、自宅に戻ると動く量や介助方法が変わり、体調に変化が出ることがあります。
「この状態は様子を見てよいのか」「主治医に連絡した方がよいのか」「救急受診が必要なのか」
その判断をご家族だけで抱え込まなくてよいように、訪問看護師が状態を確認します。
2. 薬の確認
退院時には、病院から新しい薬が処方されることがあります。
入院前と薬が変わっていたり、飲むタイミングが増えていたり、痛み止めや眠前薬、下剤、頓服薬などが追加されていることもあります。
訪問看護では、退院時の薬が正しく準備できているか、飲み忘れや重複がないか、頓服薬の使い方をご家族が理解できているかを確認します。
特に癌末期・終末期の方では、医療用麻薬や痛み止め、吐き気止め、不安時の薬などが処方されていることもあります。薬の使い方に不安がある場合も、訪問看護が確認しながら支援します。
3. 医療処置の確認
退院後も医療処置が必要な方では、自宅での管理に不安を感じることが多くあります。
たとえば、次のような処置です。
・点滴・褥瘡処置・在宅酸素・吸引・胃ろう・尿道カテーテル・ストーマ・人工呼吸器・気管カニューレ・医療用麻薬の管理
訪問看護では、処置そのものだけでなく、処置前後の体調変化、皮膚の状態、感染兆候、ご家族の介助負担、必要な物品がそろっているかなども確認します。
退院直後に物品が不足している場合や、処置方法に不安がある場合は、主治医や病院、訪問診療、薬局、医療機器業者などと連携しながら対応します。
4. 自宅での動きやすさ・転倒リスク
病院では歩けていた方でも、自宅に戻ると動線が変わります。
ベッドからトイレまでの距離、段差、廊下の幅、手すりの有無、夜間の移動、浴室や玄関の環境など、自宅ならではの注意点があります。
退院直後は筋力が落ちていたり、ふらつきがあったり、薬の影響で眠気が出たりすることもあります。
訪問看護では、生活動線や転倒リスクを確認し、必要に応じてケアマネジャー、福祉用具事業所、訪問リハビリと連携します。
「トイレまで歩けるか」「ベッドの高さは合っているか」「手すりや歩行器が必要か」「家族がどのように介助すればよいか」
このような点を一緒に確認していきます。
5. ご家族の不安や介護負担
退院直後に一番不安を感じやすいのは、ご本人だけではありません。そばで支えるご家族も、大きな不安を抱えています。
「夜中に何かあったらどうしよう」「この呼吸は大丈夫なのか」「食べられないけど様子を見ていいのか」「痛み止めを使ってよいのか」「どのタイミングで連絡すればよいのか」
このような不安を一つずつ整理することも、訪問看護の大切な役割です。
ご家族が無理をしすぎると、在宅療養は続きにくくなります。訪問看護では、ご本人の状態だけでなく、ご家族の疲れや不安にも目を向けながら支援します。
金曜日退院の場合は、退院前の相談が大切です
金曜日退院の場合、退院後すぐに週末を迎えることになります。
そのため、できれば退院前の段階で、訪問看護に相談しておくことをおすすめします。
退院前に確認できると、次のような準備がしやすくなります。
・退院日当日または翌日の訪問調整・主治医指示書の確認・訪問診療の有無・医療処置の内容確認・必要物品の確認・薬の確認・緊急時の連絡先の整理・ケアマネジャーとの連携・ご家族への説明
退院日が決まっていなくても、相談は可能です。
「今週末に退院になりそう」「金曜日退院の可能性がある」「家族が不安を感じている」「医療処置があるため、退院後すぐに訪問してほしい」
そのような段階でも、まずはご相談ください。
土日退院でも訪問看護に相談できます
訪問看護は平日だけのものと思われることがありますが、状態や必要性に応じて、土日・祝日の訪問が必要になるケースもあります。
特に、退院直後は状態が不安定になりやすく、土日であっても早めに状態確認が必要な場合があります。
たとえば、次のようなケースです。
・癌末期、終末期で自宅療養を始める方・退院直後で体調変化が心配な方・点滴や褥瘡処置が必要な方・在宅酸素や吸引が必要な方・胃ろう、カテーテル、ストーマなどの管理がある方・薬の管理に不安がある方・高齢者夫婦や独居で見守りが必要な方・ご家族の介護不安が強い方・土日しか家族が同席できない方
土日退院だからといって、在宅療養をあきらめる必要はありません。
事前に情報共有を行い、必要な体制を整えることで、週末の退院にも対応しやすくなります。
訪問看護を利用するには主治医の指示書が必要です
訪問看護を利用するには、基本的に主治医からの訪問看護指示書が必要です。
退院前であれば、病院の主治医や退院支援担当者、地域連携室、ケアマネジャーと連携しながら、訪問看護の導入準備を進めます。
「まだ指示書が出ていない」「訪問診療の先生が決まっていない」「ケアマネジャーが決まっていない」「介護保険か医療保険か分からない」
このような場合でも、状況を確認しながら相談できます。
すべてが決まってからでないと相談できない、というわけではありません。早めに相談していただくことで、退院後の不安を整理しやすくなります。
ROKU訪問看護ステーションで対応しているご相談
ROKU訪問看護ステーションでは、大阪市浪速区・大国町周辺を中心に、退院直後の在宅療養についてご相談いただけます。
特に、次のような方のご相談に対応しています。
・退院後、自宅で過ごせるか不安がある方・癌末期、終末期で自宅療養を希望される方・点滴、褥瘡、在宅酸素、吸引など医療処置が必要な方・胃ろう、尿道カテーテル、ストーマなどの管理が必要な方・難病や重度障がいのある方・医療的ケアが必要な方・退院直後で状態が不安定な方・土日・祝日の訪問が必要な方・24時間の相談体制が必要な方・ご家族の介護負担が大きい方
ご本人とご家族が、住み慣れた自宅で安心して過ごせるよう、主治医、病院関係者、ケアマネジャー、訪問診療、薬局、福祉用具事業所などと連携しながら支援します。
まとめ|金曜日退院・土日退院でも、まずはご相談ください
金曜日退院や土日退院は、ご本人やご家族にとって不安が大きくなりやすいタイミングです。
しかし、退院前から訪問看護とつながり、必要な情報共有や準備を行うことで、自宅での療養を始めやすくなります。
退院直後は、体調変化、薬、医療処置、転倒リスク、ご家族の不安など、確認すべきことが多くあります。
「週末の退院だから不安」「退院後すぐに看護師に来てほしい」「医療処置があるけど自宅で過ごしたい」「家族だけでは判断が不安」「病院から退院の話が出たが、まだ準備ができていない」
そのような時は、まずは訪問看護にご相談ください。
ROKU訪問看護ステーションは、大阪市浪速区・大国町周辺で、退院直後の在宅療養、医療処置が必要な方、癌末期・終末期の方、難病の方、24時間対応が必要な方のご相談を受け付けています。
自宅で過ごしたいという思いを、簡単にあきらめない。その思いを支えるために、私たちは医療と生活の両面から在宅療養を支援します。
「この記事を書いた人」
宮本 真一郎 ROKU訪問看護ステーション 代表/看護師
大阪市浪速区大国町を拠点に、在宅療養を支える訪問看護ステーションを運営しています。「自分の大切な家族もROKUで看たい」そう心から思える看護を、私たちは大切にしています。病気や障がいだけを見るのではなく、その方の暮らし、ご家族の想い、これからの生活に寄り添う。医療と生活の間に立つ訪問看護を、地域に届けていきます。







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